アメリカで8月に公開された『Kubo and the Two Strings』を見ました。
日本が舞台の作品なのに、日本では公開されていないようですね…。
=あらすじ=
侍がいた時代の日本。
独眼の男の子 Kubo は、不思議な力をもつ語り部。
Kubo が三味線を弾くと紙がひとりでに折り紙の作品になって
お話に合わせて動くのです。
ある日、Kubo は母親の言いつけを破って日没までに帰宅しなかったため、
母の双子の姉妹に襲われます。
三味線で魔術を使う母親が命がけで救ってくれ、
お守りだった木彫りの猿に命が与えられ、
折り紙の Hanzo が道案内をしてくれます。
Kubo の亡くなった父親 Hanzo の弟子だったというクワガタムシに出会い、
Moon King を倒すべく、無敵の刀、鎧、兜を探す旅に出ます。
……あとは見てのお楽しみ!
三味線なのに、なぜ Two Strings?と思ったアナタ、
映画を見ると謎が解けます。
猿がお供になったあたりで「桃太郎か?」とツッコミたくなりますが、
猿もクワガタムシも重要な登場人物なのです。
旅の途中で Kubo の出生の秘密も明らかになっていきます。
「You are my quest.」がキーワード。
最後にメイキング映像が出ますが、
ライカ制作のこの映画はストップモーション・フィルム(コマ撮り)です。
が、そう言われなければ、ほとんど気が付かないと思います。
そして、見事なのが人物の着物や小物だけでなく、
背景となる村の風景や家々にまったく違和感がないことです。
海外の映画で描かれる日本のディテールには間違ったところが多くて
興ざめすることも多いのですが、細かいところまで注意深く作りこまれています。
でも、公式サイトを見たら、幟に「水果」と記されているのを発見。
これは中国語で「果物」という意味で、日本語ではないですね…。残念!
それでも、家族で十分楽しめる映画だと思います。
機会があれば、ぜひ!
0 件のコメント:
コメントを投稿