2016年12月25日日曜日

转校 (Transfer)

転居に伴い、次女(11年生)と長男(6年生)が転校しました。
本当は、新年度が始まる9月までに引っ越したかったのですが、
諸般の事情によりやむを得ず、年度途中の転校となりました。
日本と違ってアメリカの高校は義務教育なので、
公立高校へは無試験で編入できます。

あらかじめ、転校先の学区ウェブサイトから、
Application for Admittance(入学申込書)と
Home Language Questionnaire(自宅言語アンケート)をダウンロードして
書類を作成し、転校する前週に提出に行きました。

もちろん、パスポート、グリーンカード、住所の公証書類、
予防注射接種済証明書(小児科に発行を依頼)なども必要です。
見学に行った次女と長男を、スタッフの方が案内してくださいました。

次女の第一印象は…
「校舎が2階建てだった。」
クイーンズの公立高校は生徒数が多すぎて
3階建てでも教室が足りず、トレーラーを使っていました。
卒業生は毎年120人くらい、とのことで、
約800人が卒業する前の高校とは様子が違います。

生徒数が少なく、同じ学区の子どもたちは
同じ小学校から同じ中学校・高校へと進学するので、
全員がお互いをよく知っているようです。
小中学校では「Graduation Ceremony (卒業式)」ではなく、
「Moving Up Ceremony (進級式?)」と呼ばれています。
高校を修了した時に晴れて「卒業」となるわけですね。

余談ですが、この学区の小学校は、Kindergarten から2年生までの3年間と
3年生から5年生までの3年間に分かれています。
中学校は6~8年生、高校は9~12年生となり、市内と同様です。
ちなみに日本の学制では、次女は高校2年、長男は小5です。

市内に住んでいれば、高校の選択肢はいろいろありました。
5年生の State Test の成績が良ければ
6年生の冬に Hunter College High School を受験したり、
8年生の秋には Specialized High Schools を受験したりすることもできました。
しかし、ウエストチェスターでは、基本的に居住区で学校が決まります。
オプションがないので、転居先も慎重に決めました。

給食費は高くなりました。
1食あたりニューヨーク市が$1.75、こちらは$2.50です。
以前はまったく食べなかったので弁当を持たせていましたが、
今の学校給食は食べています。高いぶんだけおいしいのかな?
昼休みには、携帯のゲームで遊ぶことを許されています。
数年前まで携帯電話の持ち込みを禁じていた市立学校とは大違いです。

帰宅して子どもたちに「宿題終わった?」と聞くと、
「学校でやっちゃった。」と返事が返ってくることも多くなりました。
授業以外の「Study Hall(自習)」の時間に宿題ができるそうです。
前の学校では、2人とも夜遅くまで宿題をやっていたのに…。

子どもたちによると、こちらの学校は、
・いじめがない
・警備員がいない
・タバコを吸う生徒がいない(!)
・あまり汚れていない
のだそうです。
逆に、今までの学校がけっこうひどかった、ということなのかもしれません。

また、高校生の中には自分で車を運転して登校する生徒もいて、
ときどき「車を移動してください。」というアナウンスが入るらしい…。
図書館のカードを持っている生徒より
釣りの免許を持っている生徒の方が多いのも土地柄?なのでしょうか。



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